2011年 12月 14日

大阪の生野区の小路という下町の路地の街の「縁側」から広がりそうな素敵なご縁。

3.11の震災以降、じわっと「縁」ってすごいなあと思うことが、
以前よりも増えてきたような気がします。

震災以降の木の屋石巻水産さんの支援や、いろんなことも、
一言でいうと「縁」のなせる技。
ちょうど2011年3月に経堂でやっていた、
水谷さんが企画してくださった「さば缶・縁景展」は、
そういう流れを予見したイベントだったのかもしれません。

そういうことで、ずーっと「縁」ということを頭の片隅で考えていて、
これも縁あって大阪福島でさばのゆ温泉をオープンすることになった頃、
スロコメ初代バイトの中村俊輔似の早大生・木村くんからメールがありました。

「ぼくの父が生野区の小路というところで、
 街の人が自由に出入りできる〈縁側〉を作っているので、お時間があれば」

ちなみに、木村くんと言えば、
世界の辺境ミュージックに詳しく、
こちら懐かしい流しそうめんイベントです(←クリック)

というわけで、無性にその縁側が見たくなり、大阪の生野区の少路に行ってきました。

千日前線に乗って、灘波から12、3分という近場。
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戦前からの長屋が残る、のどかな下町に、その「縁側」がありました。
小路というだけに小さな路地の街。

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題して「まちのえんがわ」です。

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ここ本当に落ち着きます。
同時に何か新しいことが始まりそうな、静と動が共にある空間。

木村くんのお父さん(社長さん)、お母さんと縁側で、
美味しい煎れたての珈琲をいただきながら話しました。
いい感じのお二人です。
陽射しも人も暖かい地域の交流スペースなんですね。

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会社のスペースを地元コミュニティとシェア(共有)する試み。
シンプルなようでいで、ここから多様な「もの・こと」が始まりそうな気がします。
こういう縁側が日本中に増えれば、日本はじわりと変わると実感してしまう、
とても良い空気が充満しています。

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「本に囲まれて仕事がしたい」と、スロコメに入った木村くんのお父さんも本好き。
というか、血は争えないんですね。
経堂に住んでいたこともある木村くんともリンクする植草甚一師匠の本もありました。

興味のある方は、
こんな素敵な試みをしている木村工務店さんへ。

これから関西でも縁を広げようと思っているので、
いろいろ面白いことをご一緒できるような気がしています。

そして、こんな路地の縁側が、
様々な人たちが行き交う広場であり、
街の劇場であり、産地と街をつなぐ交易の場(市)であり、
あるいは、知恵や情報を交換したり、教えたり、学んだり、
新しいアイディアが熟成したりする大学や研究所のような空間になったり、
無限の可能性が秘めているのです。

by スローコメディ広告社経堂系ドットコム
須田泰成onTwitter社団法人ソーシャルシェアリング協会
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by slowcomedy | 2011-12-14 03:18 | スロー・エッセイ


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