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2013年 06月 14日

こんにちわ。マラリア・キャリーです。

今宵さばのゆに登場する木村聡さんは、
わたし的には最終兵器と言いたくなるほどのフォトジャーナリスト。
ベトナムや韓国、漁業に農業、ジプシー、アフリカの日本企業進出など、
様々な分野で、丁寧かつ大胆な仕事を続けている。

公式サイトです(←クリック)

そして、何がオモシロイかと言って、
取材の時のエピソードがオモシロイのだ。

羅臼のスケソウダラ漁船の漁師の親方が港に着いたら高値で売れて、
ビックリするほどの札束の山をゲットした。
と、街の方から女将さんの声。
「あんたー、おかえりなさい!おいしいごはん用意してるから!」
女将さんは、満面の笑顔で、港に向かって走って来る。

が、何を思ったか漁師の親方。
おもむろに札束の山をシャツやズボン、身体中に詰め込んで。
ミシュランのキャラの何倍にも膨らんだ。

その状態で、女将さんと反対の方向にダッシュ。
「あんたー!」
「うるせえ!」
「待って!」
「うるせえ!」

迫る女将さん。振り切ろうと走る見ミシュラン親方。
まだ取材が残っていた木村さんは、
当然、カメラを持って、親方に着いて走った。

女将さんの声が、金切り声に変わっていく、
「このロクデナシー!」

哀しいかな、ツッカケだった女将さんは、
へなへなと市場の近くにへたりこんだ。

「ざまあみががれ」と、ミシュラン親方が辿り着いたのは、
タクシー乗り場。

転ぶように乗り込む親方。
取材したさに続いて滑り込む木村さん。

「どこまで行きますか?」と、タクシーの運ちゃん。

ゼエゼエ、息を切らしながら親方が、
振り絞るように一言。

「ススキノまで」

そんな話もふんだんに聞くことができます。

ちなみに、この木村さん。

15年ほど前に、私がよく宮坂3丁目のアパートで開いていた
宴会の常連でもありましたが、

ある秋、ナイジェリアに取材に行ったきり、
連絡が取れなかった。
大使館筋の情報によると、日本人ジャーナリスト一人が乗った
バスが反政府ゲリラに拉致されたとかで、
実際にバスに乗って捕虜になり、
そして、そこでマラリアに罹ってしまっていたのだった。

クリスマス前の宴会を企画した時に、やっと連絡が取れた。
大変だったらしい、そして、日本に戻ってからずっと隔離されており、
やっとマラリアが完治したとのこと。

30人くらい集まっていた仲間がホロ酔いでいい感じになっていた頃、
木村さんが現れた。
みんな一瞬酔いが冷め、「生きてた!木村さんが!」と、
感動の空気に包まれかけた。

そんな我々に向かって、木村さんの第一声が響いた。

「こんにちわ。マラリア・キャリーです」

1998年のクリスマスのことでした(笑)
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by slowcomedy | 2013-06-14 15:26 | スロー・エッセイ
2013年 06月 08日

絵本「きぼうのかんづめ」展が近鉄奈良駅前のcafe wakakusaで7月末まで開催中

とにかく仕事でヒッパリダコなメンバーが、
時間を絞りだして続けている
絵本「きぼうのかんづめ」の展示ツアー。
昨年の小倉カフェカウサの次は、
近鉄奈良駅前のcafe wakakusa さんにお世話になっています。

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2階の壁を中心に展示させていただいております。
そして、
中西さんのご厚意で開催期間が7月31日(水)までとなりました。
期間中に幾つかイベントを行うと思いますので、ゆるしくお願いいたします。
オーナーの中西さんは、
経堂のパクチーハウスの佐谷さんに会いに来た流れでさばのゆへ。
そんなつながりに感謝しつつ、このイベントを機会に、
人や地域のつながりを熟成していきますよ。
とにかく気持のいいお店なので、奈良観光を兼ねて是非!

cafe wakakusa

絵本「きぼうのかんづめ」について(NHKオンライン)

絵本「きぼうのかんづめ」公式ホームページ

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by slowcomedy | 2013-06-08 09:19 | お知らせなど。
2013年 06月 06日

一軒の店は、一本の木。 そして、街は、森。

経堂ウォーカー効果、街全体でじわじわ出ています。
もしも個人店がなかったら、
街を行き交う人と人は、出会って言葉を交わし、
リアルにふれあうことが極端に少なくなると思います。
twitterやfacebook上でのつながりも
もとはリアルな店がきかっけになっていることが多いと観察しています。
一軒の店は、一本の木。
そして、一軒の店に多様な生態系(コミュニティ)が存在する。
そんな木が集まって、街は、数えきれないほどの生態系(コミュニティ)の
輪が絡み、折り重なり、文化を熟成発酵する森になる。
つまりは、街は、文化を宿す森みたいなものなんですね。
ハスキーレコードでCDを買うと、ハスキーレコードという木に
養分を与えることになるし。
太田尻家で静かに語らいながら飲み食いすると、
太田尻家という木に養分を与えることになる。
毎日の消費が、街という森を育てる。
大切にしたいところですね。
どんなに安くてウマいと聞いても、
ぼくがその店に行ったら(自分が)終わりという店もあります。
街も里山と同じように「わかっている」大勢の人の営みの積み重ねで
守られ残されているのだと思います。
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by slowcomedy | 2013-06-06 12:18 | スロー・エッセイ