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2013年 07月 09日

東北応援「経堂さばのゆから福島ー石巻に笑いを運ぶツアー」のお知らせ。

さばのゆとご縁の木の屋石巻水産さんが
この夏、新しい缶詰工場をスタートさせました。
これからどんどん缶詰を作って売ってほしいという思いを込めて、
工場見学と落語会付きの福島/石巻ツアーを企画しました。
一般の応募もはじめています。

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東北応援「経堂さばのゆから福島ー石巻に笑いを運ぶバスツアー」
     〜主催:さばのゆ/協力ツアー会社:エスケイトラベル(世田谷の旅行会社です)〜

日程は、7/31(水)〜8/2(金)

・7/31(水)の朝(8時頃)経堂を出発。
 新宿などでもお客さまをピックアップして、
 昼過ぎに福島の飯坂温泉へ。松尾芭蕉ゆかりの飯坂温泉で湯めぐりなどの自由行動。
 夜は宴会。宴会後の自由行動で、木の屋の鈴木さんオススメの餃子屋さんなどのお楽しみも。
・8/1(木)は、昼食時に石巻入り。
 石巻ー女川(予定)をめぐり、
 夕方、石巻市内で、桂吉坊さんの落語会(お囃子:恩田えりさん)を開催。
 (地元の方には、無料で落語を楽しんでいただきます)
 夜は、石巻の夏のクライマックスである川開き祭りの花火と
 木の屋さんとオススメのお店で宴会。石巻の酒&肴を楽しみます。
・8/2(金)は、美里町に完成した木の屋さんの新しい缶詰工場を見学して
 東京に戻ります。

 定員40名
 バスツアー料金:3万5000円(落語付き/石巻での宴会費用別途)

 申し込みは、以下の情報を記載してください。
 1)氏名
 2)性別
 3)連絡先(住所+携帯電話番号)
 4)人数(氏名も)

 予約+お問い合わせ→ sabanoyu@gmail.com

 ※申し込み期限、7月18日
 ※受付は、先着順とさせていただきます。
 ※お申し込み後に、入金先の情報をお伝えします。

# by slowcomedy | 2013-07-09 12:45 | 被災地復興支援。
2013年 06月 14日

こんにちわ。マラリア・キャリーです。

今宵さばのゆに登場する木村聡さんは、
わたし的には最終兵器と言いたくなるほどのフォトジャーナリスト。
ベトナムや韓国、漁業に農業、ジプシー、アフリカの日本企業進出など、
様々な分野で、丁寧かつ大胆な仕事を続けている。

公式サイトです(←クリック)

そして、何がオモシロイかと言って、
取材の時のエピソードがオモシロイのだ。

羅臼のスケソウダラ漁船の漁師の親方が港に着いたら高値で売れて、
ビックリするほどの札束の山をゲットした。
と、街の方から女将さんの声。
「あんたー、おかえりなさい!おいしいごはん用意してるから!」
女将さんは、満面の笑顔で、港に向かって走って来る。

が、何を思ったか漁師の親方。
おもむろに札束の山をシャツやズボン、身体中に詰め込んで。
ミシュランのキャラの何倍にも膨らんだ。

その状態で、女将さんと反対の方向にダッシュ。
「あんたー!」
「うるせえ!」
「待って!」
「うるせえ!」

迫る女将さん。振り切ろうと走る見ミシュラン親方。
まだ取材が残っていた木村さんは、
当然、カメラを持って、親方に着いて走った。

女将さんの声が、金切り声に変わっていく、
「このロクデナシー!」

哀しいかな、ツッカケだった女将さんは、
へなへなと市場の近くにへたりこんだ。

「ざまあみががれ」と、ミシュラン親方が辿り着いたのは、
タクシー乗り場。

転ぶように乗り込む親方。
取材したさに続いて滑り込む木村さん。

「どこまで行きますか?」と、タクシーの運ちゃん。

ゼエゼエ、息を切らしながら親方が、
振り絞るように一言。

「ススキノまで」

そんな話もふんだんに聞くことができます。

ちなみに、この木村さん。

15年ほど前に、私がよく宮坂3丁目のアパートで開いていた
宴会の常連でもありましたが、

ある秋、ナイジェリアに取材に行ったきり、
連絡が取れなかった。
大使館筋の情報によると、日本人ジャーナリスト一人が乗った
バスが反政府ゲリラに拉致されたとかで、
実際にバスに乗って捕虜になり、
そして、そこでマラリアに罹ってしまっていたのだった。

クリスマス前の宴会を企画した時に、やっと連絡が取れた。
大変だったらしい、そして、日本に戻ってからずっと隔離されており、
やっとマラリアが完治したとのこと。

30人くらい集まっていた仲間がホロ酔いでいい感じになっていた頃、
木村さんが現れた。
みんな一瞬酔いが冷め、「生きてた!木村さんが!」と、
感動の空気に包まれかけた。

そんな我々に向かって、木村さんの第一声が響いた。

「こんにちわ。マラリア・キャリーです」

1998年のクリスマスのことでした(笑)

# by slowcomedy | 2013-06-14 15:26 | スロー・エッセイ
2013年 06月 08日

絵本「きぼうのかんづめ」展が近鉄奈良駅前のcafe wakakusaで7月末まで開催中

とにかく仕事でヒッパリダコなメンバーが、
時間を絞りだして続けている
絵本「きぼうのかんづめ」の展示ツアー。
昨年の小倉カフェカウサの次は、
近鉄奈良駅前のcafe wakakusa さんにお世話になっています。

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2階の壁を中心に展示させていただいております。
そして、
中西さんのご厚意で開催期間が7月31日(水)までとなりました。
期間中に幾つかイベントを行うと思いますので、ゆるしくお願いいたします。
オーナーの中西さんは、
経堂のパクチーハウスの佐谷さんに会いに来た流れでさばのゆへ。
そんなつながりに感謝しつつ、このイベントを機会に、
人や地域のつながりを熟成していきますよ。
とにかく気持のいいお店なので、奈良観光を兼ねて是非!

cafe wakakusa

絵本「きぼうのかんづめ」について(NHKオンライン)

絵本「きぼうのかんづめ」公式ホームページ

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# by slowcomedy | 2013-06-08 09:19 | お知らせなど。
2013年 06月 06日

一軒の店は、一本の木。 そして、街は、森。

経堂ウォーカー効果、街全体でじわじわ出ています。
もしも個人店がなかったら、
街を行き交う人と人は、出会って言葉を交わし、
リアルにふれあうことが極端に少なくなると思います。
twitterやfacebook上でのつながりも
もとはリアルな店がきかっけになっていることが多いと観察しています。
一軒の店は、一本の木。
そして、一軒の店に多様な生態系(コミュニティ)が存在する。
そんな木が集まって、街は、数えきれないほどの生態系(コミュニティ)の
輪が絡み、折り重なり、文化を熟成発酵する森になる。
つまりは、街は、文化を宿す森みたいなものなんですね。
ハスキーレコードでCDを買うと、ハスキーレコードという木に
養分を与えることになるし。
太田尻家で静かに語らいながら飲み食いすると、
太田尻家という木に養分を与えることになる。
毎日の消費が、街という森を育てる。
大切にしたいところですね。
どんなに安くてウマいと聞いても、
ぼくがその店に行ったら(自分が)終わりという店もあります。
街も里山と同じように「わかっている」大勢の人の営みの積み重ねで
守られ残されているのだと思います。

# by slowcomedy | 2013-06-06 12:18 | スロー・エッセイ
2013年 05月 29日

弱いトラと強いトラ。昨夜、行きつけの路地の店で。

昨夜、打ち合わせ終わりで、25年前から通う店へ。
大皿の総菜をツマミに、日本酒をぬる燗で。
マスターとホールのオバちゃんのコンビは相変わらず。
テレビは、もちろん阪神戦。
すっきりしない試合だったがオモシロかった。
というのも、試合の雲行きが怪しくなると、
「アカン!強いトラ見よう!」と、BBCチャンネルに変えるのだ。
裏番組は「ベンガルトラのドキュメンタリー」だった。
野生の虎の映像は、美しい。
「うわー、きれいなー、この皮なー。売ったら高いでぇ」
「昔、役者の高橋英樹がトラのコートきて、歩いてるの見たんや」
などなど言いながら、暫く経つと、
「そろそろ見てみよか」と、チャンネルを戻してみる。
が、「アホか!久保!アカン、強いトラや!」
と、またBBCチャンネルの「ベンガルトラのドキュメンタリー」へ。
弱いトラと強いトラを繰り返すうちに、弱いトラは負け、
強いトラの番組が終わり、さばのゆ温泉の話へ。
「なんか、落語とかイベントとかやってるみたいやなあ?
 どないして芸人さんとか呼んでんの?」
「放送作家の東野ひろあきさんが呼んできはるんです」と、答えると。
「そら、うまいこといく!」と、力強い言葉が。
「なんでですか?」と、ぼく。
「ええ名前やもん!ええ名前や!ええ名前や!
 そんなええ名前は、ない」と、盛り上がる。
「どうしたんですか?」
「どないしたもこないしたも、わしの名前も、
 ひろあき言いまんねん」
九州出身で若い頃大阪に出てきた人の大阪弁は、人なつっこい。
「自由業の商売してる人は、これを食べなアカン」と、
「破竹の炊いたん」を、〆に。

弱いトラと強いトラ。昨夜、行きつけの路地の店で。_b0185641_855104.jpg


帰りに、2005年に阪神が優勝した時の号外を
たくさんいただきました。
欲しい人、早い者勝ち。

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# by slowcomedy | 2013-05-29 08:55 | スロー・エッセイ